久保康友さんのおもいで
ベイスターズのことを知って応援するようになったのが2015年の後半。
遠方住まいの私にとって、応援に出向いたりというのを積極的にするようになったのが2016年。まだまだ知らないことばかりです。それを知っていくのも必要なことなんだろうなと、昔の映像や書籍などちょこちょこと見ています。ベイスターズのことを教えてくれた友人から聞いたり、そこかしこで見るように、しばらく前のベイスターズ。とても、弱い。好きになったのがごく最近で、それなりに強い、いや結構強いベイスターズしか知らない私にとってはホーーという感じです。
そんなまだまだ弱かったころのベイスターズに、ＦＡ権を利用してタイガースからやってきたのが久保康友選手。今季の終わり、自由契約選手となって退団されました。
正直、めっちゃさみしいです。
めっちゃさみしい。もっとベイスターズのユニフォームで戦う康友さんを見ていたかった。でも彼のやりたいことや、やりたいことをできるポジションがもうそこにないことも理解しています。だからベイスターズを出て行っても、応援しつづけたい。
康友さんの生き様がどうなるか、これからも見ていたいなあと思います。
彼については縁というか思い出というかがあって。
ベイスターズを応援するようになるまで、ろくにプロ野球を見ていなかった私ですが、実はけっこうはまった時期があります。はまったというか、特定の球団について分かるようになった時期。
京都で大学生をしていた時期に、毎日のように朝、聞いていたのがＡＢＣラジオです。
abc1008.com | おはようパーソナリティ道上洋三です
これ。
この番組がまた強烈でした。関西圏の方ならたぶん分かると思うんですが、ＡＢＣはテレビもラジオも「熱血虎バン主義！」という感じです。すごいです。
上記の番組も、シーズン中はタイガースが勝つと朝からパーソナリティの道上さんが六甲おろしを熱唱します。今もやってらっしゃるのかわかりませんが、勝つと歌います。
朝の準備をしつつそれをシーズン中聞いてますと、私も六甲おろしが歌えるようになりました。そして、毎日タイガースの戦況だけは聞いている状態でした。負ければ悲しい、勝つとお祭り。とはいえそれ以上に興味を持つこともなかった。
そんな時に聞いていたのが阪神タイガース在籍時代の、康友さんの名前です。
ぶっちゃけ具体的にはなにも覚えていないですけど。道上さんの声で「久保！」って言っていたことはハッキリ覚えてます。ああ久保か～前もなんかで言ってたなあ。そうか勝ったんかおめでと～。くらいのゆるい感じでおはパソリスナーでした。
地元に戻ってきてからも、ときどきあのノリは懐かしくなります。また聞きたいな。
そして大学を卒業して、就職したりなんかして。康友さんのことも、一時熱心に聞いていたタイガースのことも忘れていた2016年。
好きになったベイスターズにあの久保康友さんがいることに気づきました。
おろろ。
あの久保だ、と気づいた時にいろいろ調べました。抑えをタイガースで任されていたけれど、先発がやりたいとＦＡ権を行使してやってきたベイスターズ。そこで彼はまだまだ弱かったチームで、大車輪の活躍をしていたことを知りました。
大学のときに見聞きしていた選手と、またここで会うとは思ってもみなかった。
代名詞だろうあのクイックと、ストイックに野球に向かう姿勢。図抜けた練習量。選手としての芯を強く感じる康友さんのことは、あっという間に応援する選手のひとりになりました。
康友さん先発の試合を、幸運にも見に行くことができました。
中盤まで、一進一退。
彼に負けをつけるのだけはあってほしくない、という気持ちで見ていました。
そして６回、戸柱の満塁ホームラン。そのときはいったん立ち上がって、席に崩れ落ちました。めっちゃほっとしました。勝ってくれてほんとうによかった。
実際にベイスターズで目にすることができたのは本当に短い期間でしたが、思い出に残る大事な選手のひとりになりました。康友さんの27で作った2016スターナイトユニフォーム。これからも大切にします。
まだ2018年の所属先は決まられてないようです。
でも、どこに行っても康友さんは康友さんで、ずっと応援し続けようと思います。
これからもがんばってください。ベイスターズに来てくれてありがとうございました。
